12/7 ジャイキリ

12/7 ジャイキリ

冬のおたのしみWeekに突入しました!

第1弾!!『大相撲・くまの場所』

 

 

11月の作品展終了後から始める相撲の“稽古”

 

各クラス、日に日に相撲 “らしく” なってくる。

 

勝ったら飛び跳ねて喜び

負ければ悔し泣き…

 

練習でも真剣に取り組んでいる証拠。

 

そんな中

“おすもう”を好きな子がいれば、苦手な子もいる。

 

理由は様々…

だけど『負けるのが嫌だからやりたくない』…子どもならではの理由かもしれないけど

 

この行事を通して“ゆうき”を伝えることができるチャンス。

 

土俵に上がらずして自ら勝負を決めてしまう…

 

自分より体が大きくて、強い子に立ち向かうことは

 

怖いこと、できることなら避けたいのは当然。

 

 

年中さんから途中入園の男の子。

 

はじめての“おすもう”に

「やりたくない…」

 

名前を呼ばれたら涙が出てしまう…

 

でも、練習の度に少しずつ

“ゆうき”を出せるようになった。

 

涙目になりながら必死に押しても押し返され…

 

負け続けてしまったけれど

 

名前を呼ばれて、土俵に上がる時間はかかっても

 

一度も不戦敗せず、最後まで逃げずに“すもう”ができたこと。

 

本番はおうちの人やたくさんの応援がある雰囲気に…

 

できるかな…

大丈夫かな…

 

迎えた本番当日

名前を呼ばれ、返事と共に自ら土俵に上がってきた。

 

表情こそ不安そうではあったけど

 

涙がない…

 

この子の中で小さな身体と心で大きな覚悟と“ゆうき”を持って

 

意を決したのだろう…とそんな成長した姿を見せられては

 

行司のおじさんには感動しかない。

 

結果は負けてしまったけど敗者復活戦でも

 

“負け”を恐れず立派に“すもう”できたことが

 

この子にとって、この瞬間こそ“すもう”という行事を通して自信をつけるきかっけとなり

 

これからのいろんなこと、場面でこの“ゆうき”が生かされるはず。

 

 

勝ち負け、ライバル関係、リベンジ対決…

 

この短期間、大会当日まで各クラスに

それぞれのドラマがあるのが『大相撲・くまの場所』

 

 

そして何より…

今年度は『ワールドカップ』という絶好のタイミングで最高の“教材”

 

さらに日本の“ジャイアントキリング”

 

何度、年長さんに熱弁したことか…(笑)

 

誰もが「まさか1位で通過するとは…」

 

でも監督・選手、誰一人

強豪相手に「胸を借りる」という言葉を発していない(…はず)

 

「勝てる」前提で勝負していた選手からしたら当然の結果だったのだろう。

 

 

『強いものが勝つのではない

      勝ったものが強いのだ』 ベッケンバウアー

 

本当に勝負は何が起こるか分からない。

やってみなけりゃ分からない。

『できっこないをやらなくちゃ』

いばっち