「きくぐみさんへ

みなさん　げんきにしていますか？

あそびにきたら　おへやにだれもいないのでおどろきました。

みんながおやすみのあいだに

ふじたせんせいがみんなのそつえんせいさくの

しあげをしてくれたよ。

（おじさんもかかせてもらいましたよ。）↓

あとはみんなが『ピーターパン』を

かいたら　かんせいだ！

がまんすることは　たいへんだけど

がまんしたぶんだけ

『あのとき　がんばってよかった！』って

もっといいこと、もっとたのしいことがある！

おやすみちゅうは　いっぱい

おとうさん　おかあさんに　あまえなさい。

だから　あとすこし…ね。

ひののおじさんもおうえんしてます！

ひの　しょうへい　より」

 

 

卒園式まで、あと6回しか来られない

 

子どもたち

保護者の皆さん

先生たちにとっての貴重な3日間がコロナによって奪われた…

 

たのしみにしていたことが突然の中止に

何人かの子どもたちは涙を流し

 

おうちに帰ってからもしばらく泣いていたそうだ…

 

担任も溢れる想いを抑えきれず涙ながらに

 

急な予定変更を他の先生たちに伝えていた。

 

自分も何も知らずに我が子とのドッジボールを

 

楽しみに来てくれたお母さんたちに伝えながら

 

我慢できなかった…お母さんたちしかいないのに

 

いっしょに隣で子どもたちが聞いているように見えて…

 

 

でも、何よりも誰よりも

一番辛いのは…

感染してしまったお子さん、保護者の方だ。

 

「自分たちのせいで…」という

 

責任や罪を感じていることでしょう…

 

自分も子を持つ親として、同じ状況だとしたら

 

本当に胸が締め付けられる…

 

「大変なことになってしまい

申し訳ございません…」

 

というお母さんからのメールに

 

ありきたりの励ましの返信しかできず

 

気の利いた言葉が見つからなかった…。

 

 

でも…そこは、さすがくまののお母さんたち

 

3年間で気心知れたママたちのクラスLINE↓

 

「みんなで元気に卒園式を迎えよう！」

「誰のせいでもない、誰も悪くない　みんな気持ちは同じ！」

「自分を責めないで！」

「誰も責めるような人はいないよ！」

「大変な時こそお互い気遣うことが大切！

各係で協力して助け合っていい卒園式・謝恩会を迎えましょう！」

 

これ…

涙なしには読めませんでした。

 

“心がある”とは、こういうことだと思った。

 

普通、メールやLINE、文字で感情や想いを伝えることはむずかしい。

 

だけど、このお母さんたちの文章や絵文字やスタンプには

 

やさしさと相手を想う気持ちがこれでもかと伝わってくる。

 

くまの幼稚園を選んでくれたお母さんたちのことだから…と信じていましたがそれ以上でした。

 

 

このお休みは、無事にきくぐみ全員が揃って卒園式を迎えるためのお休み！

 

前向きに、そして…保護者の皆さん・先生たちで心と力を合わせて

 

子どもたちに寄り添い、卒園までを無事に支えてあげたい。

 

残りの3日間で来られなかった3日間分を全部取り戻してやる！！

 

 

最後に…

『悪いのは全部、コロナとプーチン』（くまのママの名言）

いばっち

 

※ひののおじさんのプロフィール

本名『ヒノ　ショウヘイ』・年齢不詳・東京都日野市在住

今年度からの新キャラ。

火の神とお友だちでキャンプファイヤーに初登場。

節分では鬼を任されたが、園児の前でお面を落とし、正体がばれた…（笑）