10/11 できっこないをやらなくちゃ

10/11 できっこないをやらなくちゃ

クラス別での運動会となった今年度。

 

天気くらい見方してくれてもいいのに…

 

天気は例年通り!?の土曜日が中止。

 

日曜日も確率を信じて…

何とか最後まで降らずに一安心。

 

 

 

集合時には霧雨が降ったり止んだりからの

 

スタートだった たんぽぽさん。

 

 

6月に入園式、6.7月は午前保育とわずかな保育日数

 

通常保育ができるようになったのは、つい最近の9月から。

 

“たいそう”も小さなたんぽぽさんとの

 

信頼関係も0に等しいところから。

 

4月からなら『いばっち』だけど…

大きいおじさん(笑)…との突然の“たいそう”

 

お話を聞いて、集まる、並ぶ…

 

与えられた僅かな時間ではあるけど

 

絶対に省けない…3年間でどの場面にも生かされること。

 

でも、そんな限られた時間の中でも

 

小さな耳と頭でよく聞き、よく覚えて、よく考えて

 

小さな身体で大きく一生懸命動いていた たんぽぽさん。

 

素早く自分の覚えた場所へ行くこと

真っ直ぐ並ぶこと

 

たくさんの大人たちに囲まれて

 

いつも以上に頑張る子、恥ずかしがる子、

ガチガチに緊張していた子、満面の笑みで走った子…

 

それぞれに人生初の運動会を経験し、

 

これから先の卒園までの土台をしっかり

 

作ることができた たんぽぽさんでした。

 

 

 

 

そして…

晴れ間をのぞかせた ももさんの出番。

 

風の影響を受けやすいパラバルーン。

 

本来、園児のみで行なうところも

 

さすがに台風が相手の練習はしてないもんね…

 

お手伝いに入った先生たちも

「重かった…」

 

そんな状況でも練習と同じ様に

 

元気よく声を掛け

ビシッと腕を伸ばし

次々と変わる種目に素早く動く姿…

 

いつもなら…

5月の遠足でお母さんといっしょにパラバルーンに触れ…

 

6月頃から種目の紹介…そして、夏休み明けから連続技を曲に合わせて…

 

という指導のながれ。

 

それが7月に1.2回、9月からのスタート…

 

練習の途中…

「子どもたちに詰め込みすぎてないだろうか…」

「無理させていないだろうか…」

 

何度か自問自答を繰り返している自分を尻目に…

 

練習の度に日々吸収、上達していく子どもたち。

 

最後の花火も高ーく上がってきれいだったね。

 

 

 

そして、本来なら年長さんとの『組立体操』

 

一人・2人組・ドミノ倒し…来年につながる組立体操。

 

きくさんになってから3人組・6人組ができるのは

 

この年中児の時に基礎がしっかりできているからこそ。

 

あっという間のかわいらしい組体操でしたが

 

来年は心と力を合わせた、迫力ある年長児らしい勇姿をお楽しみに!!

 

 

 

 

そして…午後の部、きくぐみさん。

 

今のこの状況下で…

子どもたちにとっての幼稚園最後の運動会をいかに思い出に残すか。

 

今まで通りのことができないなら

今までにはできないことを

きくさんだけでしかできないことをやろう!

 

その想いを子どもたちに伝えてから始めた運動会の練習。

 

 

ももぐみがいない年長児だけの『組立体操』

 

きくさんだけだからこそできるという

意欲と意識を高めての練習。

 

組が変わるごとに場所も変わる複雑な隊形移動。

 

いつもの太鼓の合図ではなく小学生風にBGM。

 

少しでも楽しく気持ちを上げられればの『紅蓮華』

(歌いながらの子もいたけど…笑)

 

ももの経験があっての3人組・6人組

 

3年間のいす体操、組立体操を経ての最後のタワー

 

本番前の仕上げの2日間と当日が雨…

 

外での練習ができずに中3日空いてしまい

 

自分の場所を忘れていないかな…

タワーもほとんど外で練習できていないけど…

 

心配しちゃってごめんね…

 

一人ひとりが力を出し、31名の心と強い力が一つになった

組立体操ができました!

 

 

最後のプログラムのリレーも

 

本来なら1学期中に一人ずつタイムを取り

 

3チームに分けて、少しずつ練習するながれ…

 

リレーは勝ち負けより

3年間過ごした仲間との結束を意図としている。

 

今回、この短期間で経験させてあげられるかな…

からのスタート。

 

何度か練習するうちに

 

一度も一位になれないチーム。

 

これは今年に限らず毎年のドラマ。

 

同じ早さの3チームのはずが…

 

走る順番、転んだり、バトンの受け渡しだったり

 

いろんな要素で順位が決まるけど…

 

不運というか…なぜか限られた1チーム。

 

今年は“黄色”

 

そんな状況でアンカーの子は

 

いつも一位でゴールできず悔し涙を流す。

 

ある日、担任がその子が折紙で作った

 

“しゅりけん”を友だちに渡しているところを見た。

 

よくある普通に折ったものをあげているだけかと思いきや…

 

自分のチームの仲間たちに配っていた。

 

「これをポケットに入れて

みんなでがんばろう!」

 

子どもたちには、リレーを行なっていく段階で

 

「かけっこは自分だけが頑張る競技

リレーはチーム全員で頑張る競技

そして…走ることが得意な子が

チームみんなの分を助けてあげる競技」

 

という話を毎年している。

 

自分たちが勝つ為には

チーム全員が頑張らなきゃ、みんなの力が必要だ!

 

ベクトルがそちら側にできることって

 

ましてやみんなに声を掛けることさえ

 

むずかしくて、すごく勇気がいることだ。

 

その子は毎朝、誰よりも早く来て

 

熊野神社に“必勝祈願”のお参りをするくらい

 

リレーに懸ける想いは誰よりも熱く強い。

 

その後、見違える程チーム全員が速くなり

 

全員で勝とう!という意識が芽生え団結できた。

 

そこでみんなに想いが伝わったこと

 

チームで一つになれたことは

 

勝って嬉しい、負けて悔しいという経験よりも

 

みんなで心と力を合わせてがんばった!ことの方が

 

チームにとっても、クラス全員にとっても

大きな影響とこれから卒園までの貴重な財産だ。

 

まさに一番に意図としている

リレー“で”教える。

リレーを通して培われた今年のリレー。

 

 

 

 

最後に…やっぱり

 

全園児が揃って

 

お父さん、お母さん、

卒園児や未就園児も参加して

 

家族みんなが応援できて

 

たくさんの拍手や声援、笑い声…

 

があった方がいい!

 

と思っていたけど…

運動会が進むに連れて

 

子どもたちは今、

色んなことを我慢して、制限させられて

 

決して満足いかない現状にも関わらず

 

いつもの運動会と何一つ変わらない

 

子どもたちの健気に一生懸命がんばっている姿に

 

感動と同時に自分の視野の狭さを反省させられた…

 

 

今年のきくさんの組立体操 ♪できっこないをやらなくちゃ♪

 

与えられた環境、状況や条件が厳しく、むずかしくても

 

『あきらめないで どんな時も

君ならできるんだ どんなことも』

 

その気持ちと想いがあれば

 

工夫と考え方でどんなことでも

 

広がるし、変えられるし、楽しめる。

 

 

恒例のきくのリレー前のももぐみ応援団も

 

“ももぐみがいないからできない”

 

ではなくて…

 

“じゃあ、せんせいたちで応援しよう!”

 

という先生たちの

『できっこないをやらなくちゃ!』

 

 

 

自粛期間からの構想、準備から練習の今までになかった過程が

自分にとっても新たな経験と

考え方と指導の引き出しを増やすことができた今年の運動会でした。

 

長文失礼しました…(これでもまだ書き足りないくらい笑)

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

いばっち